世界最初の郵便切手「ペニー・ブラック」の発行150年を記念してイギリスの王室属領 マン島が発行したペニーブラック銀貨です。

ペニーブラックは1840年5月1日に、世界初の接着式の切手として公共郵便で使用されました。

以前は受取人が郵便料金を支払うことが普通でしたが、ペニーブラックの登場により単一料金で郵便を出すことが可能になりました。
ペニー・ブラックは68百万枚発行され、現存している数も多いにも関わらず、1840年の未使用切手が6枚で約3,000万円で落札された事からも人気の高さが窺えます。

また、ペニー・ブラックのデザインはあの有名な「ウナとライオン」のコインをデザインしたウィリアム・ワイオンが、造幣局の彫刻部長だった当時、女王の市庁舎ご訪問記念に作成したメダルを基に作られています。
ウィリアム・ワイオンは、イギリス王立造幣局（ロイヤルミント）の主任を務めた人物でもあり、イギリス貨幣の歴史に多大な影響を与え、コレクターからも絶大な人気を誇っています。

【国名】マン島
【年号】1990年
【材質】銀
【品位】0.925
【直径】38.60mm
【量目】28.28g