管理番号 | 新品 :58329489 | 発売日 | 2024/08/06 | 定価 | 120,000円 | 型番 | 58329489 | ||
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今回の出品は武蔵國水心子藤原良明の小刀(切り出しナイフ)になります。
武蔵國水心子藤原良明は本名を加藤真平といい、初代・良明(加藤兼国)の三男として生まれました。
加藤真平には2人の兄がいましたが、どちらも父親の跡を継がず、別の道に進み、加藤真平が堀井胤明、父親の加藤兼国、伯父の加藤真国に学び、刀匠となり、数々の賞を受賞し、後に2代目継ぐようになります。
加藤真平の鍛えた「良明」銘の切り出し作品は大工道具愛好家の間でも広く知られており、高い評価を受けており、市場でも高値で取引されている刀匠です。
2代・良明となってからは刀匠銘を実名の「加藤真平」や「加藤長左衛門真平」と名乗り、包丁・切り出し・鉈などの打刃物を制作しており、玉鋼以外で鍛つ時は本号の「真平」でなく、「良明」銘で制作しています。
その中でも出来の良い上等な作品になればなるほど文字の多い銘を切っており、それは「良明」から「武蔵国水心子藤原良明」までとなっており、本商品の小刀は「武蔵国水心子藤原良明」ですので、加藤真平の鍛えたものの中では上等な作品という事が分かります。
平成乙亥年正月と刻まれており、十干十二支(じっかんじゅうにし)の呼び方で、60年で一巡するようになっており、平成7年に制作されたものというのが分かります。
現在、息子の加藤清志が3代目を継ぎ、「良明」銘を切っていますが、襲名したのが平成12年ですので、この作品は2代目である加藤真平の晩年の作品という事になります。
未使用品、美品ではありますが、若干の錆が見られます。(写真5枚目参照)現在は油紙に包み、定期的に椿油を塗って保管しています。
ノークレーム、ノーリターン、神経質な方は落札をお控え下さい。
それでは、よろしくお願いします。