管理番号 | 新品 :99598067 | 発売日 | 2024/04/02 | 定価 | 23,000円 | 型番 | 99598067 | ||
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VICTOR QL-Y7 DD式 電子制御アーム搭載 セミオートレコードプレーヤー 【動作・プチ改造品】商品説明写真のシェルおよびカートリッジはテスト用で付属しません。
1981年発売。
当時の
針圧範囲:0~3g
適合カートリッジ重量:14.5~24g (シェル含む)
外形寸法:幅480×高さ177×奥行436mm
重量:12.5kg
ビクター初の電子制御アーム搭載のレコードプレーヤーです。初代にして、後発のモデルでは超えることのできなかった高性能モデルと思います(私感)。
SONYやDENONなどの他社の同系アーム搭載モデルよりもすぐれていると言っていいでしょう。
手持ちのカートリッジを装着し、音だし確認しました。
ゼロバランスは、ターンテーブル上で電源スイッチOFFあとは、アームレストに戻して、各種ツマミを設定針圧に合わせるだけです。
アーム自体には、高さ調整もついており、マニュアル的なきめ細かい設定が可能です。
アームの水平移動、リフトダウン・アップも手前のボタンでスムースに行えます。
起動、回転、回転数切替、停止(ブレーキ付)、いずれも問題ありません。クオーツロックランプも点灯しています。
レコード盤のトレース感度的には、それほどでもないのでしょうが、オーバーシュートしないというか、独特の安心感があります。
最内周演奏終了後、自動で回転停止(瞬時停止)、リフトアップして、アームレスト位置まで自動リターンします。もちろん、演奏途中でのオートリターンも有効です。
インシュレーターは、ゴムを排したリジットタイプに換装されています。床やラックが丈夫な場合は、こちらの方がいいかもしれませんが、一般的なフローリングの床の場合は、ハウリングの心配があります。その場合は、脚の接地面とをラックの間にゴムなどをはさむといいでしょう。小音量再生が常用の場合は、このままで特に問題ありません。
テーブルシートは、弾力性もあり特に経年劣化も感じません。テクニクス製に似た薄型ですが、独特の粘り気があり、レコードとの密着性は良好です。ややほこりが付きやすく、指でほこりを払おうとすると指の角質が付着します。シート表面の清掃は、ブラシなどを使うといいと思います。水洗いも可。パイオニアのJP-501系に匹敵するシートと思います。
プラッターは、裏面に亜鉛ダイキャストのリングが補強的に組み込まれており。鳴きの少ないすぐれた構造です。この点は、往年のTT-71などより格段に優れています。
キャビネットは、パーチクルボードの箱型構造、オート機ゆえ、やむを得ないところもありますが、重量も12.5kgとオート機にすれば重くなっています。重量補強をするならば、アーム周りに鉛など比重の大きい板を乗せるのが効果的です。
突板の剥がれは少ないですが、数か所傷があります。
底板は、薄く、一部脚の取付金具部に亀裂は入っていたので、ネジ位置を変更しています。底板のアーム&シールド板は撤去されています。アーム部分には、銅板に換装、トランス部分は排熱の関係で露出
電源ケーブルはトランス直付けになっています。強く引っ張ると断線の可能性もありますのでご注意ください。
出力コード&アースケーブルは交換されています。プラグは堅牢で、線材も品質的に問題ないでしょう。
ダストカバーは、材質的には悪くなく経年品としては普通の
以上のように、少し改造・改変があります。オリジナルにこだわる方はご注意ください。
その他、
詳細スペックは、こちら。
こちらのページで、取説や当時のカタログをダウンロードできます。本機が初めての方は、アームの取り扱いの基本は、参考になると思います。
プラッターやダストカバー、カウンターウェイトは、分離して梱包し、輸送事故を予防します。
本質的に優れたプレーヤーです。最高級のカートリッジでもその実力を発揮できると思います。